ジャ・ジャンクー『世界』
桜坂劇場会員になったときにもらった無料チケットで
ジャ・ジャンクー監督の『世界』を見てきました。
中国の北京市郊外に実在する「世界公園」(テーマパーク)が舞台。
「北京を出ないで世界をまわろう」というだけあって、
100を超える世界の名所(エッフェル塔、スフィンクス、タージマハール・・・)を
小さくして忠実に再現している。
主人公のタオは、世界公園内で働くダンサー。
舞台では光り輝いてるけど、降りれば普通の女の子。
結婚、仕事、これからのこと・・・
20代半ばの女性としての悩みや不安を抱えている。
彼女の心の動き、言葉の通じない友とのつながり、
そして、
今の北京が忠実に描かれてる感がある(貧富の差など)。
穴の中から出られない・・・ような
どうしていいのかわからない・・・今の状態。
抜け出したい気持ちはあるけど、どうしたらいいのかわからない。。。。。
きっと誰でも通った道だと思う。
私は、その途中かな。
久々に考えさせられる1本の映画に出会いました。
見終わった後、爽快感はないけど・・・・なんだろ同じ気持ちの人もいるんだな!
と思えるようになりました。
それにしても、世界公園 気になる場所です。
実在する場所なので、いつか絶対行きます!
劇場を出る頃には、外も真っ暗。
劇場前の桜が、一際めだってみえました。
夜桜 きれいだな~。
またまた、ひとり満喫です。
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