2005年11月06日

下庫理(しちゃぐい)

「首里城ミニ情報」
お話をしてくれたのは、株式会社国建の福島清さん。

この方は、首里城復元時に設計に携わった方です。
そのような方から直々にお話を聞けるなんて~幸せです♪

早速、見せてもらったのが↓↓↓
 下庫理(しちゃぐい)

「百浦添御殿普請付御絵図并御材木寸法記」(1768年~)より、下庫理(しちゃぐい)の平面図です。

下庫理とは・・・国王や重臣たちが重要な儀式や会議を行ったところ。

わかりやすく言えば、首里城正殿の平面図。
図面の見方を教えてもらいました(コヘ→壁  アカリ→障子)。

こうやって図面を見ることによって時代背景が見えてきます。
表と裏(御内原)。ドラマでもやってるような大奥的な背景も。。。。少々違いますが。。


その他、首里城がアジア的建築を取り入れているだけでなく日本建築も多く取り入れていることをしりました。
『禅宗様』様式。
これは、鎌倉円覚寺も同じ様式とのこと。柱や屋根内側等々。。

中国建築様式+日本建築様式
これぞ琉球様式!!だと思いました。

プロジェクトXで首里城復元までの映像を見た方はお分かりと思いますが、
首里城の赤い色を出すために使った土が「久米島の赤土」だということも・・・。
(久米島の赤土が使われているのは全部ではない。ある一部ということも)
(その土を探すのに苦労したことも・・・・)

この赤土をサンプリングしに行ったのも福島先生です。
そのご本人から話を聞けたので興奮してしまいましたびっくり!

今日は、深いところまで掘り下げての講座でしたが本当に楽しかった。
柱の話、石の話etc・・・・・・・・・・。
全部を書くのは大変だ。

来週は、実際に首里城に行ってきます。
5回目の首里城になりますが、今までとまた違った発見がありそうです。
ご報告は、また来週~。

 ※先生は、ミニ情報と題してましたが全然ミニ情報じゃないっ。
   大きな大きな情報でした。
   
   トリビアの泉的とか・・・オタク情報です・・・とか先生言ってましたな。そういえば。。


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Posted by youmei at 09:41│Comments(0)歴史
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